神戸市兵庫区の湊川隧道に行ってきました。
神戸市兵庫区の湊川隧道の一般公開日と仕事の休みの日があったので行ってきました。
ここはブラタモリでも消化されていたり自宅の近所に石屋川隧道跡の碑があったので前から行ってみたいと思っていたのですがなかなか仕事の休みと公開日が合わなかったので行けていなかったのですがやっと行くことができました。
湊川隧道は明治時代に湊川から流出する土砂から神戸港を守り、川によって分断されている神戸の町の開発を進めるために会下山の地下にトンネルを掘り川の付け替えをおこなった際に作られた日本初の河川トンネルだそうです。
今は新湊川トンネルが使われているそうですが阪神大震災の頃はまだ現役で使われていたそうです。明治時代に造られたトンネルなのでもっと前につかわれなくなって一部が記念碑として残っているだけだと思っていたのですが2000年代まで使われていたそうです。
湊川隧道の入り口に着くと表は煉瓦造りですが入るとコンクリートのトンネルなので思ったより新しいトンネルに見えたのですが、入口からしばらくは見学用の通路として造られているみたいでした。


変に角度がついている歩きにくいトンネルを越えるとコンクリート部分の切れ目で一旦止められました。止められた部分から先は古い煉瓦造りのトンネルになっていました。
本日は一般公開日とはいえ阪神大震災の慰霊行事の一環として公開日ということで蝋燭を渡されました。
トンネルの中央には竹燈籠が並べられていて本日の見学者はその竹燈籠に蝋燭で火を灯してトンネルの中で黙祷を行ってもらいますということでした。
阪神大震災の慰霊行事
阪神大震災の慰霊行事としては震災時に発生した長田の火災時に消防用の水が無くなった時にこの隧道の一部と新湊川の護岸が崩れて湊川が堰き止められて川に溜まった水を使って消火活動が行われたことから毎年1月17日に実施されていたそうです。


現在は1月の第三土曜日に変更して行われているということでした。
自分は震災後10年ぐらいしてから神戸市に移り住んできたので今まで震災の慰霊行事には参加したことがなかったのですが、今回の行事自体は慰霊行事という奮起はなかったかなと思いました。
最も個人的には震災の被害を受けなかった自分と違って他の参加者はそれなりに思うことがあるんだろうなと思いながら行事の解説を聞いて黙祷を行いました。
次回の一般公開日は2月19日でオカリナのミニコンサートが行われるみたいです。
非常に音が響く場所なので音楽を聴くにはちょうどいいのではと思いました。